男の子は女の子が好きだし女の子は男の子が好き

見てきた。

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この先はネタバレを含むかもしれないし含まないかもしれないので注意。ちなみに登場人物などに関する詳細や直接的なネタバレには触れないし抽象的な感じでしか記載しないので、見どころみたいなものを選んでいくつもり。先入観を無にして見たい方は記事を見ないことをオススメする。

全般

物語の構成はファンタジー要素とか一切無く、主人公がいい感じに心で叫んでいく流れで正直ありきたりなドラマみたいな印象で、あのはなみたいな感動ウオーみたいなテンションで行くと物足りなく感じるかもれない。たぶんイントロダクション読んで想像できた物語だいたい合ってると思う。

この映画、周りの人間は「水瀬いのりが喋らないとかダメ」みたいなことを言っている人間が多かったのだけど、個人的な感想としては喋らない水瀬いのりもかわいいと思った。喋らない声優がかわいいとはなんだみたいなことを思うかもしれないが実際良かった。ヒロインの容姿も言動もかわいいので、そういうところガッツリ見てほしい。ほかには背景とかにある小さなものや、挿入歌の歌詞、メールの演出まで凝っていて素敵だったと思う。あんまり具体的に書くとネタバレになってしまうので伏せるけど、その辺をもう一回ちゃんと見たいと思える程度には良い出来だった。映画最高。しかし、内容はまったくオタク向けには作られていないため、オタクの皆さんは覚悟したほうがいい。むしろ一般の、アニメだからと少しでも躊躇っている人とかに見てほしい感じがする。そういう人たちからみたら普通のストーリーでつまらないかもしれないが。アニメとしては新鮮だね。うんうん。

痴情は縺れる

公式サイトにもあるように、男女4人が主役的な立ち位置であるため青春色が強い。高校生のころだったらもっと楽しんで見れたんだろうけど、大学生にはちょっと胸焼けするタイプの青春だった。ただそういう青春要素もあったおかげか、物語は少し違和感を感じるところがあっても"女の子は好意を抱いている男の子に弱い"とか考えると辻褄が合ってるような気がしてくるのでずるい。その他にも結構リアルに男女間の関係を描画してくるシーンがあったり、女子高生の醜い嫉妬や男子高校生の意地の張り合いみたいなところもあって、人間を感じられる内容になっていた。ああいうの好き。ただ痴情は縺れるが、最後まで見ると本当に悪いやつはどこにもいなくて、みんなそれぞれ事情を抱えて深い過去があったせいで縺れていくことがわかってくる。終わってみればみんないいやつだと思うし、登場キャラクターがみんないて良かったと思えた。後味がスッキリしたのも、面白いと思った要因の一つかもしれない。

感想

この映画、青春を描くだけじゃなくて大勢で一つのことに打ち込んで、それを最後まで成し遂げようとするのがメインとして描かれていたのが本当にずるい。スウィングガールズとかそういうのを連想させる。もうちっと簡易的だけど。何かに打ち込む感じの物語に弱い自分としては、ここ最近見た物語の中では最高でした。是非もう一回見たい。

閑話

作品の内容とは少しズレるけど、『あのはな』といい『ここさけ』といい、主人公の精神的な病気を治していく物語っぽい感じして少し嫌悪感を感じる。『あのはな』で言えば結局じんたんにしかめんまを見えていないので、周りの人間がじんたんを更生させるために協力したような物語ともとれたし、『ここさけ』に至っては結構直球で、妄言を吐いている主人公を自分の思い込みだと自覚させていくのがガッツリ入っていた。悪いとは思わないんだけど、主人公を病ませないと物語作れんのかみたいな気分になる。(言い方は悪いが悪気は無いです)